カナダで保育士になる方法を完全解説!留学生や移民も必見のガイド
カナダで保育士として働くために必要な資格や手続きについて説明し、留学生や移民が保育業界で成功を収めるための情報を解説します。
カナダの保育士資格取得方法その1
カナダならではの裏技 日本の就学歴で資格取得!
カナダでの保育資格取得コース
日本での就学歴をカナダに転送して資格を申請する事ができます。オーストラリアと違い英語のテストなども不要なので、条件さえ満たせばコレが最短の道になります。
ですが、日本の就学歴の中で一番大きな差となるのは実習時間で、日本での単位に必要な最低限の実習しかしていない場合は、カナダの資格取得と同様の就学歴とみなされない場合があるので、日本の資格を持つ全員が資格取得可能という裏技ではありません。
そして他のデメリットとしては、カナダの保育基準などを一からご自身で習得する必要があるので、留学のようにスムーズに無駄なく知識の習得ができない場合があります。また実習などの経験も積むことができないことも就活などの機会を逃すこととなり、就職活動も完全に自分次第ということは明確です。
カナダの保育士資格取得方法その2
一番の正攻法 保育留学
カナダで保育士資格を取得するためのプログラムは、多岐にわたります。カナダ全土には、各州に認定されたカレッジや大学があり、保育者養成プログラムを提供しています。プログラムは一般的に1-2年間のものが多く、卒業後にその州の教育庁や保育庁に申請することで保育士資格を取得することができます。
また、カナダでは州ごとに異なる教育省や保育庁が保育士資格の認定を行っています。例えば、オンタリオ州では、認定保育園での実習や学科講義を含む2年間のカレッジプログラム修了、成人ファーストエイドの取得、および無犯罪証明調査や資格登録手続きが必要となります。
一方、ブリティッシュコロンビア州では、1-2年間のカレッジプログラム修了、ファーストエイド救命措置の取得、保育実習の実施、および無犯罪証明が必要となります。
カナダで保育士資格を取得する際には、カレッジや大学の教育プログラムに加えて、実習を含む実践的なトレーニングが必要となります。プログラムによっては、実習先を提供してくれることもありますが、自分で実習先を見つける必要がある場合もあります。実習は日本の約2倍以上の時間が実習の単位取得に必要となります。
資格取得には、コース修了後に試験に合格する必要があります。試験には、カナダ全土で共通の試験や州ごとに異なる試験があります。試験に合格することで、保育士資格を取得することができます。
また、留学生や移民の場合は、ビザの申請や移民手続きなどの手続きも必要です。具体的には、学生ビザや移民ビザの取得、労働許可の申請、医療保険の手続きなどがあります。これらの手続きについては、カナダ政府の公式ウェブサイトや留学エージェントなどから情報を収集することができます。
カナダの滞在ビザについて
留学生としてカナダに入国するには、まず、留学先のカレッジまたは大学からの受講承認書が必要です。次に、カナダの学生ビザを取得する必要があります。学生ビザは、留学生がカナダに滞在するための許可証であり、カナダ政府から発行されます。ビザ取得には、各種書類の提出や費用が必要です。留学生がビザを取得する際には、必要書類の提出期限を守り、正確な情報を提供することが重要です。2023年4月現在、学生ビザでも勉学に影響が出ない限り時間に制限なく働くことができることも学生を助けるよいシステムもあります。
留学生としてカナダに来る以外では、ご自身で働くビザを準備する必要があります。年齢や回数制限はありますが、ワーキングホリデービザが一般的です。ワーキングホリデービザはカナダに一時滞在期間中における旅行・滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度で、条件に合う方は誰でも申請して、カナダで働くことができます
カナダでの保育士としての就職
カナダで保育士としての就職を考える場合、まずはプログラム修了後に必要な資格を取得することが必要です。保育士資格を取得するためには、専門家の監督下での実習を含むカレッジでの1年、または2年間のプログラム修了、および試験に合格する必要があります。
保育士としての就職には、保育施設や保育園、幼稚園などの公的な施設や、民間企業の施設、家庭内保育などがあります。公的な施設の場合は、政府が定める資格や経験年数が求められることが多く、民間企業の場合は企業ごとに求めるスキルや資格が異なります。
カナダの保育業界は、保育士の需要が高く、特に人口密度の高い都市部では、保育士不足が問題となっています。そのため、就職のチャンスは多く、キャリアアップの機会もあります。
給与と労働条件
カナダの全国の保育士の平均年収は3万ドル程度と言われています。ただし、地域や施設によって差があります。都市部の施設や、民間企業の場合は平均年収が高めになる傾向があります。
また、労働条件についても、地域や施設によって異なります。保育施設では、週40時間程度の勤務が一般的ですが、フルタイムの勤務に加えて、パートタイムやアルバイトなどの勤務形態も選択肢の一つです。また、残業代や病欠手当なども支払われる場合があります。
カナダの保育業界でのキャリアアップするには
カナダの保育業界でさらに専門性を深めたい場合は、大学院や専門学校での教育プログラムや、資格取得コースを受講することもできます。特に0-2歳が対象の資格、スペシャルサポートが必要なお子様を担当できる資格など、基本となる資格のさらに上の資格を目指す人も多いです。
留学生や移民が保育業界で成功するためのアドバイス
カナダの保育業界でのキャリアアップのチャンスには、様々なものがあります。例えば、教育コンサルタントやアドバイザー、管理職や指導職など、保育業界において様々なキャリアパスが存在します。また、カナダでは保育の分野において政府や非営利団体が積極的に支援を行っております。
とてもリーズナブルな保育士の教育のためのワークショップや受講コースが用意され、更にBC州においては保育士資格を取得するための学費免除のための奨学金や生活費補助金なども2023年4月現在では充実しております。様々な公的サポートを利用しながら、自身の知識・技術の向上を目指すことができます。
カナダでの保育士資格取得は、カナダ以外の国から来る留学生や移民にとって非常に魅力的な選択肢です。しかし、カナダの保育業界に入るには、英語の力やカナダの文化についての知識、心からの子供たちへの愛情が必要となります。
保育士として現地園で働くためには日常生活以上の英語力が必要です。園の方針、保護者とのコミュニケーションなどもしっかり理解、スムーズに誤解なく行う必要があります。そのため、留学生や新移民の方々には、カナダに来る前にできる限り英語の学習を始めることをお勧めします。また、カナダの文化や習慣についても固定概念を持たずに理解を深めることが重要です。
さらに、カナダでの保育士としてのキャリアアップを目指す場合には、自己啓発やスキルアップのための日々の努力が必要です。例えば、英語学習に加えて、コミュニケーションスキルやマネジメントスキルなどの自己啓発プログラムなどに取り組まれることをお勧めします。
また、カナダでは、ネットワーキングやボランティア活動が非常に重要な役割を果たしています。留学生や新移民の方々も、地域社会に積極的に参加し、地元の人々と交流することで、ネットワークの拡大や自己アピールやキャリアアップにつながるチャンスをつかむことができます。
まとめ
以上のように、留学生や新移民がカナダの保育業界で成功するためには、カナダの保育業界についての知識や経験を積み、カナダの資格を取得し、コミュニケーション能力を向上させ、現地の人々とのネットワークを構築することが大切です。