北海道千歳高校講演会レポート
イベント概要:
北海道千歳高等学校・国際教養科の学生たちが、国際的な教育の一環として行われた研修旅行の一部として、カナダの起業家による講演会に参加しました。この講演会は、彼らがカナダの移民についての研究発表を行うための事前学習として設計されていました。
講演の目的:
我々、加奈陀ノ桜としては、海外で活躍を夢見る高校生や留学希望者との交流を通じて、潜在的な顧客とのつながりを深め、彼らのカナダでの学習経験をサポートすることを目指しています。特に今回の対象であった高校2年生たちは進路選択の重要な時期にあり、保育関連の分野に興味を持つ生徒たちにカナダでの学習経験やキャリアパスについての情報を提供することを目指しました。
講演の内容:
私自身が北海道出身であることや、彼らが住む街での経験などを話すことで、参加者との共感を促しました。また、自身のキャリアパスや保育園の設立経験、成功への道のりなどを30分にわたって講演しました。講演中には、参加者の関心を維持するためのクイズも実施しました。
振り返りと改善点:
全体として生徒たちからは好意的な反応を得られましたが、質疑応答のセッションでは一部の生徒が質問をためらっているように見受けられました。これは、大勢の前で自己開示を行うことに対する恐怖からだと考えられます。今後は、より気軽に質問できる環境を提供するための工夫が必要と感じています。
例えば、小グループでのディスカッションや一対一の質問時間を設けるなどの方法が考えられます。また、講演終了後に多数の質問が寄せられたことから、生徒たちがさらに情報を求めていることが明らかとなりました。これらの反応を受けて、今後は講演後のランチタイムなども活用して、少人数でのカジュアルな交流の時間を設けることを検討しています。
今後の課題:
今回の講演は、Manak様からの依頼によるものでしたが、今後は他の高校でも講演を行うことで、より多くの生徒に対して情報提供を行うことを目指しています。また、SNSを活用して情報の拡散を図り、更に多くの生徒に対して情報を提供することも重要だと考えています。
そのためには、講演用のパワーポイントの再作成や、生徒たちに対してSNSのフォローを促すような取り組みが必要と考えています。さらに、高校の教師との連携を強化し、オンラインでの講演や進路に関する情報提供を増やすことで、保育研修旅行や保育留学の販売促進につなげることを計画しています。
対象者:
参加者は、生徒23名(女子生徒が半数を超える)と教員2名でした。教員の先生たちもカナダに移住することに興味を持っているとのことでした。
満足度:
アンケートによると、回答した14名全員が講演に対して満点の評価を与えました(詳細は2022年12月13日講演感想アンケート(回答)参照)。
アンケート結果:
参加者からは、以下のようなフィードバックが得られました。
- 満足度: ほとんどの生徒から100点満点の評価をいただきました。一部の生徒からは90点、80点の評価もありましたが、全体的に高い満足度を示す結果となりました。
- 講演内容についての理解: 生徒のほとんどが「十分聞けた」と回答しており、講演の内容が理解できたという意見が多く見受けられました。一部の生徒からは「まあまあ聞けた」との回答もありましたが、全体的に内容が理解できたと感じたようです。
- 個別の質問: 個別に聞きたいことがあった生徒もいました。特に興味を持ったテーマは、カナダでの職業経験や、英語学習法、起業の経験など多岐にわたりました。
- 感想: 生徒たちは、海外生活や働き方についての具体的な話を聞けて興味深いと感じていたようです。また、私の行動力や積極性に対する尊敬の声も多く見受けられ、自身もチャレンジ精神を持つきっかけになったという意見もありました。また、一部の生徒からは、講演が自身の将来のキャリア形成に役立つという声もありました。
改善点:
今後の講演では、進路を考える高校生たちに対する具体的な職務経歴の紹介や、各職業の具体的な内容なども含めることが望ましいと感じています。また、起業に関する情報もさらに充実させることで、より有益な情報提供が可能となると考えています。そして、パワーポイントのブラッシュアップや、クイズの内容を更新することも重要な改善点の一つとなります。
生徒の反応:
今回の講演では、特に男子生徒たちからの積極的な反応が見られました。彼らは興味津々で質問を考えていたようですが、大勢の前での質問はなかなか難しいようでした。しかし、講演後には5-6名の生徒が私に質問をするために集まってきました。
これは、彼らが本当に知りたいことがあり、それを引き出すための新たな方法が必要であることを示しています。
結論:
総じて、今回の講演は成功したと考えています。しかし、質問の時間を設ける方法や、パワーポイントの改善、SNSの利用など、まだ改善できる点が多く存在します。これらの改善を通じて、次回の講演をさらに有意義なものにするために努力してまいります。また、今後はさらに多くの高校で講演を行うことで、より多くの生徒に情報を提供できるようになることを目指しています。